• Jazz & 地酒 in “ F ”

【(かける)クラシック第251駅▽9月のテーマ「ライヴ×クラシック」~(MC)市川紗椰、上野耕平】
市川紗椰=(市)上野耕平=(上)

44:08「これ」いきなり(MC無し)かかる。
※ワーグナー『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲。ベーム&ウィーン・フィル。1975年3月19日ライヴ。NHKホール。
☆50:54
(上)曲目紹介。
(市)こちらお便りいただいています。
(上)東京都の「インエフ」、さんからです。
以下(上)読み上げ。

思い起こせば、この50年以上ライヴや演奏会に通っておりまして、色々と心に残るコンサートが響いています。
その中でもやはり先ず思い浮かぶのは、1975年3月に来日したベーム指揮ウィーンフィルですね。
この公演はNHK開局50周年記念行事でした。そして、このチケットはハガキ応募性の抽選だったのですね。私良く当たったなあと今でも思います。
(市、上)うふふ。
それはさておき、当日です。私は3月19日のシューベルトプロでした。
『未完成』あの低弦のイントロから始まる冒頭、良く判らないながら、そこは既にウィーンでした。
(市、上)うふふ。
そして、圧倒的な『ザ・グレイト』でプログラムは終わりましたが、盛大な拍手はそれを許さず、アンコールに来たのは、なんとワーグナーの『マイスタージンガー』第1幕への前奏曲でした。
これがなんとも凄く、最初の4音で、言うなれば「土俵の外へ持っていかれ」ました。
正直言って、本編よりこのアンコールの方が今でも脳裏に鳴り響いています。
(市)うふふ。
終演後NHKホールからどうやってフラフラ歩いていったのか、渋谷から30分ほどの友人宅に辿り着き、ドアをノックしたのが昨日のことのように思い起こされます。
あれから50年。今年NHKは放送開始100年ですね。私の母も生きていれば100才。1925年から1975年、そして2025年と、何かと「縁」を感じる今日この頃です。
最後になりましたが、この番組のますますのご発展と皆様のご健勝をお祈りしてキーボードを閉じることにいたします。

(上)うふふ。
(市)ありがとうございます。
(上)いいなぁ~。
(市)え~実際に?
(上)そう!この流した音源が、「インエフさん」が実際にお聴きになったであろう、1975年3月19日NHKホールでのライヴ録音です。
(市)すご~い。わぁ~!
(上)これ生で聴いたんだ!
(市)ねえ~いいなあ。
(上)しかもアンコールで。アンコールでこう来ると思わないよ。
(市)アンコールでこの大作!
(上)そう!
(市)前奏曲とは言え10分位あってね。
(上)うわぁ~!ってなるわな。
(市)アンコールの方が、でも結果覚えてる方が意外とあるんですよね。
(上)そう、何やるか判らないからね。サプライズ!
(市)でも知ってる確率高いし。ちょっとそのその高揚感も相まって。あと、一番最後に聴いたからって。
(上)そうですね。まあ単純に。
(市)結構覚えてたりするもんですよね。
(上)いいなあ~。
(市)ねえ、凄い経験。
(上)そっか75年。
(市)ねえ、しかもそれがその音源だったていうの。
(上)NHKホールでのライヴ録音。
(市)それが「インエフさん」が聴いてた、生で聴いたやつ。
(上)うらやましいです。

(市)「インエフさん」リクエストありがとうございました。